蓮正山 アソカ寺
アソカ寺の起こりは、昭和の初めころ宮崎県内にある本願寺派の真宗寺院は従来が南北に二分されていて、県北は大分教区の大分別院に県南は鹿児島教区の鹿児島別院に所属していました。何かにつけて不便であったため、終戦後全県下を一つの教区独立を図る機運が高まり、宮崎教区を創設することになりました。しかし、一つ教区の独立には所属する寺院が百ケ寺以上なければならないという条件があり、本山の許可が出ないということで、当時宮崎県には本願寺派の寺院が八十ケ寺しかありませんでした。そこで大きなお寺が持っていた出張所や説教所などを可能な限り独立寺院とすることに話し合いがもたれたのです。
そこで、都城市牟田町の攝護寺北原出張所(北原町1067番地)を独立することにして、昭和5年その主任であった中原蓮正氏(1903~1977)を住職に据えて、昭和22年3月31日付けで本山より「アソカ寺」としての寺号公称が認可されました。又、昭和27年9月22日付けで宮崎県知事より「宗教法人」としての認証を頂き、攝護寺北原説教所から、「宗教法人アソカ寺」として独立いたしました。
昭和44年7月から始まりました、「都城駅前都市改良事業」で、その都市改良事業の委員をしておりました住職の中原蓮正氏、その事業推進を図る立場にあり、いの一番にお寺を移転することになり、都城市小松原町4号12番地に移転することになりました。初代住職を務めた中原蓮正氏は、昭和52年2月15日往生し、2代目を蓮正氏3男、正勝が同年3月から住職に就任しました。
早期移転の後遺症で、埋め立てが十分でなかったために、本堂床の地盤沈下が始まり、平成9年2月に本堂移転建設委員会を立ち上げ、平成12年10月21日現在地の都城市小松原町6号1番地に新築移転し今日に至っております。
寺院情報
寺名(ふりがな) | 蓮正山 アソカ寺(れんしょうざん あそかじ) |
住職(ふりがな) | 中原 正勝(なかはら まさかつ) |
住所 | 都城市小松原町6-1 |
電話番号 | 0986-22-2823 |
ホームページ | https://asokaji.jp/ |
墓地・納骨堂の有無 | 納骨堂有り |
駐車場 | 40台程度 |
地図 |