椎葉山 光勝寺

当寺は、椎葉村の西部「日向椎葉湖」の左岸をさかのぼった九州山地の山ふところにあり、日向市・西都市・人吉市への交通路がある。「日向地誌」「旧 椎葉村史」では、元禄12年(1699年)に僧寿西の開基とあるが、寿西の墓石の記録から永禄12年(1569年)開基となる。後、正徳2年(1712年)肥後順正寺より寺号を頒ち、延岡城主高橋元種の菩提寺妙専寺(中本寺)の末派となった。
 隣国人吉相良藩の一向宗禁止令の法度の中、天領椎葉山は土地の民衆と密接につながりを持っていたため、寺請制度の推進上、黙認されたようである。明治15年(1882年)5月に西本願寺より寺号・木仏が下付され末寺となった。
 将来的に限界集落の増加、門信徒の高齢化・減少によって寺院の存続も危惧されるが、寺史に語られる「寺=農家」の細々とした様態を維持し、御同行とともに先人の遺徳を慕い、ご法義の繁盛を志すものである。

寺院情報

寺名(ふりがな) 椎葉山 光勝寺(しいばさん こうしょうじ)
住職(ふりがな) 椎葉 良詔(しいば よしつぐ)
住所 東臼杵郡椎葉村大河内1766
電話番号 0982-67-2119
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墓地・納骨堂の有無 墓地・納骨堂共に無し
駐車場 15台程度
地図