大信山 誓願寺

 誓願寺の開基は、昭和33年4月28日に寺号公称して開山となる。
 従前は同市内の正國寺の大束布教所として設立されていたが、正國寺第14代住職の折、旧市内と大束の地を兄弟でもって分離独立したものである。
 昭和45年に門徒総意のもとに現本堂が建立され現在に至る。
 門徒の中には、江戸時代薩摩藩の念仏禁制時代に越境して移住してきた先祖を持つ者も多く(いわゆる薩摩流れ)、薩摩の吉田村から越境してきたものと考えられる吉田姓を名乗る者が多い。
 持ち運びのしやすい背負子型の仏壇が家に残されていたが、時間の経緯で老朽化して朽ち果ててしまい残念ながら現存しないが、遺品が数多く点在する。(平成20年に開基50周年を迎え、徐々に寺院の形態は整いつつあるが、まだ不備な面も多く、又少子高齢化社会が進み過疎化が叫ばれる昨今、護寺に勤めなくてならない。)

寺院情報

寺名(ふりがな) 大信山 誓願寺(だいしんざん せいがんじ)
住職(ふりがな) 井手 寛了(いで かんりょう)
住所 串間市奈留5516-6
電話番号 0987-74-1140
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墓地・納骨堂の有無 納骨堂有り
駐車場 30台程度
地図