栗田山 称専寺

 当寺の前身は筑前国・栗田郷(現福岡県筑前町)にあった。1587年、豊臣秀吉は、九州平定のため37ヶ国に命令し関門海峡を渡った。筑前国・秋月種長は、薩摩の島津義久と結び秀吉軍を迎え撃ったが、衆寡敵せず降伏した。その結果、秋月氏は日向国財部(高鍋)へ移封されたが、住職・常安は、その時、藩主に随従してこの地に下った。
 そして1590年、現在の所に境内地を寄進されて寺が建立された。城下町の最も繁華な場所を境内地として寄進されたのは、破格の厚遇であった。
 1682年、本願寺14世、寂如上人より称専寺の寺号公称を許され、正式に本願寺の末寺となった。
 建立から400有余年、幾多の受難を寺と門信徒が一体となって乗り越え、現在も同じ場所で、法灯を守っている。

寺院情報

寺名(ふりがな) 栗田山 稱専寺(りつでんざん しょうせんじ)
住職(ふりがな) 栗田 正弘(くりた まさひろ)
住所 児湯郡高鍋町高鍋町716-1
電話番号 0983-22-1271
ホームページ http://syousengi.net/
墓地・納骨堂の有無 納骨堂・無量寿塔あり
駐車場 30台程度
地図